曖昧だった
おぼろげだったその場所に
見えた希望は
永遠だって信じていた
咲くことのない
造花のように俯いて
巡る思考と過ぎる時間を
溶かしていくばかりだ
あなたが あなたが
遺したものを
探せば孤独に
転がる Misery
心に 心に
植え付けられた
言葉が 笑顔が
離れないんだ
繊細だった
明瞭だった
記憶さえ
止まらなかった
雫になって
落ちていく
咲くことのない
造花のように俯いて
巡る思考と過ぎる季節(じかん)が
枯れてゆく
今日も
失うことには
慣れてなかった
溢れた想いに
意味は無かった
最期に最期に
伝えたかった
あなたの命を残したかった
あなたが あなたが
遺したものは
儚い記憶と
消えない Misery
心に 心に
植え付けられた
言葉が 笑顔が
離れないんだ