スティグマを負った冴えない少年
笑えない程に重傷だった
されど日々は心臓を突き刺してく
生きる為、愛を売ったシティーガール
妥当な値打ちも付いちゃいないさ
泥のようなコーヒー飲んで誤魔化した
僕等の孤独は 僕等の涙は 欠落は
ガソリンみたいに浮かんでいて 爪弾きに遭っている
そいつに得意気で 火を着けて大嫌いな全てが
一思いにして僕等も巻き込んで 吹き飛んでしまえたらいいのに
世界なんて一生愛せやしないと恨んでた
疑うことで自分の命が救えると思っていた
泣きじゃくった未来を傍観なんてもうできないよ
届くまでもう一回 届くまでもう一回
ハッピーエンドなんて望んじゃいない
本当の自分がきっと欲しいだけ
横に揺れてスクラム組んで恋を歌った時代は終わった
ならば僕等、何を問い、戦って、縋って、歌うべきだ
いっそ生きてこなけりゃ 僕が僕でなければ愛された
ねえ、どうしてまだ 僕は生きるんだろう
知られた嘉言でも 優しい祈りも 笑い種も
この胸に空いた傷口を 埋められやしないようだ
初めから知ってた 初めから知ってたんだ そうだろう
自分を救えるなんて他でもない 本当の自分じゃないのか
世界だって僕を愛しちゃくれないんだと
心の鍵を身勝手に掛けてしまっていたんだった
泣きじゃくった未来を傍観なんてもうできないよ
届くまでもう一回 届くまでもう一回
ハッピーエンドなんて望んじゃいない
本当の自分がきっと欲しいだけ
迷妄も 感傷も 愛憎も 暗闘も 空疎なプライドも
全部を終わりにしよう
羨望も 扇情も 抗争も 放念して
いつかの僕等へ帰ろう