誰もが寝静まった深夜
私はそっと目を開けた
夢さえ見れないまま
今日も君を待つ
月のような君が見える
夜にだけ現れるの
強い光 惹き付けられて
手が伸びていってしまう
どんなに厚い雲に身を隠しても
薄闇の中に君が顔を出す
フィルムに写っていたワンピース
暗い部屋の隅っこで泣いている
記憶の断片をつなぎ合わせた
形ないジグゾーパズル
足りないのは君だけだよ
灰色の空の向こう側
掴めないのは ずっと
夜間信号が青になるの
待つようなこと
意味が無いよな