解れてく夢の中
どんな水平線を迷ってた?
目の前がぼやけてく
今数秒前は何処にある?
渦の中鼓動の音
すらもろくに聞こえない嗚呼分からないんだ
ため息を一つ吐いた
目は覚めたようで
行かないで僕から
掻き消して雑踏を
て浮かぶ心象も
空に融けてゆくだけ
風景が揺らいで崩れてく
崩れては漂ってさ
眠れない世界の中心で歌うだけ
感情も忘れて
終点だって泣くならば
笑っていたいんだこんな日々を
きっと此処には
意味なんてないから
暗闇でひとりぼっちで
此処はどうなってんだと問いかけた
目の前がぼやけてた
あの数秒前は海の中
鮮やかに見えた明日は
相も変わらず平凡で声も届かない
浮かぶ星はただ影を照らすだけ
見えないな返事が
置き去った言葉も
少し遠くなる
それだけなのに
照明が止まって泣いていた
泣きながら風を切って
交ざり合う季節にただ染まるだけ
感傷を残して
水面だって見えないや
見えない明日が笑うだけ
傾いた向こうで
君に出会うまで
後悔の昨日を映させて
映させてと零すだけ
倒れこむ空の底
見えた明日は綺麗で…
逆らってゆくの!
数秒前を抱きしめて
抱きしめて忘れないで
廻り出した星の空涙さえ
きっと笑えるさ夜が明ける前に