独りを歩く何処かの街で
言葉を描いては飲み込んだ
海辺を灯る景色の奥が
不意に潤んで溶け出したんだ
音さえない夜の道を
寂しいねって笑わないで
照明を探す理由はあるの?
塞ぐ僕らは何処へ?
願う色は言葉を照らすのに
夜の月は道を隠す様で
放つ音が景色に響くから
過去の奥で泣くのは
止めにしよう
蒼い世界を染まる雨音
無くしてじゃあねって笑う日々が
何故か綺麗で包み込んだの
独り両手で抱き締めている
風さえない窓の外に
明日の痛みを隠さないで
覆う温度は形を成して
凪いだ景色を伝う
描く天そらが涙を映すのに
紡ぐ声で痛みを鳴らすのに
違う朝が来るなら唄わせて
時の中で独り息をしている
ふと停留所で夢を見ていた
また何処かで逢えたら良いなと
思うんだ
色は言葉を照らすのに
夜の藍は影を隠す様で
放つ音が景色に響くから
明日の中を描くと誓うから
想う昨日は嘘の様で
また夢で君に逢える
様な気がするんだ