街路をぶらついていた
知らないものに心を開いて
誰にでも
声をかけたかった
その誰にでも、というのが君だった
僕はどんなことでも言った
君と親しくなるには
話しかけるだけで充分だった
シャンゼリゼには
シャンゼリゼには
日向でも、雨でも
真昼でも、真夜中でも
欲しいものは全部あるよ
シャンゼリゼには
君は言った:「地階でクレージーな奴たちと
会う約束があるの
一晩中朝まで
ギターを手に暮らしている」
それで君に付いて行った
僕らは歌って、踊った
だからキスしようと
考えもしなかった
シャンゼリゼには
シャンゼリゼには
日向でも、雨でも
真昼でも、真夜中でも
欲しいものは全部あるよ
シャンゼリゼには
ゆうべ、僕らは知りあってない二人だった
そして今朝は、街路で
二人は長い夜を過ごして
ぼうっとなった恋人
エトワール広場からコンコルド広場まで
千の弦楽器編成のオーケストラで
夜明けの鳥たちの全てが
恋を歌う
シャンゼリゼには
シャンゼリゼには
日向でも、雨でも
真昼でも、真夜中でも
欲しいものは全部あるよ
シャンゼリゼには
シャンゼリゼには
シャンゼリゼには
日向でも、雨でも
真昼でも、真夜中でも
欲しいものは全部あるよ
シャンゼリゼには