一週間以上一緒に過ごして
僕らどこが似てるか分からない
ベッドで過ごした時間は
退屈を追い払ってくれたし
この上無い美しい日々をくれた
その笑顔 その声で
喜びを織り上げる君は
僕の葛藤にも火を点ける
恐怖 めまい 信念
何が勝つのかは分からない
僕らどこに行くのだろう
何度も自分に言い聞かせた
理解しようとするなって
この物語には苦しむだけの価値がある
君の爪のエナメル かわいいね
キラキラした笑顔も そのヒゲも
君の動きひとコマずつに
僕は何も言えないほど 圧倒されてしまう
このやわらかな男らしさに
君のインドの王様みたいな雰囲気に
すでに僕は心配になっている
この壮大でまばゆい旅は
大空に放たれてしまった
落っこちてケガするのが怖いんだ
僕らどこに行くのだろう
何度も自分に言い聞かせた
理解しようとするなって
この物語には苦しむだけの価値がある
これって単なる体の情熱?
それともツバメの背中に乗って飛ぶ愛?
二人を隔てる距離は
僕らに希望があるかどうかの
評決を延期してしまう
君は壁を描き 天井を描く
僕は 歌に酔いしれる
海に隔てられた僕らは
銀の糸の上を歩く
巨人になれたらいいのに
僕らどこに行くのだろう
何度も自分に言い聞かせた
理解しようとするなって
この物語には苦しむだけの価値がある