いつの間に乗っていたかはわからない
トランクひとつで席についてたの
ねえ僕らはどこへ向かっているんだろうね?
片道切符限定の列車は猛スピードで線路の終わりを目指してる
たどり着く場所がどこかなんて誰にもわからないのです
「「次は終点、終点」」
白は静かに俯き座ってた
黒は涙を流し窓を叩き祈った
漠然とした不安は幻さ
僕らにできることは限られてる
知ってるのに拭えないのは実体が掴めないから
ねえどうして僕らまだ未来が見えないの?
生まれた時から決まってたなんて
頭の中で何度もリフレインしてる
止まらない列車は終点を越えて宙を舞う
記憶よ 星のように走れ走れ
僕の丁度真ん中を貫いて
最期に握った手が過って
サヨナラが言えなかったのを思い出して
僕は、