いつもの夜になれば
いつものドアを閉じて
いつもと違う何か
探しに行く
花の香りの紅茶
夢を南へ運ぶ
睫毛の上で遊ぶ
涼しい風
君は何処にいるのだろう
空の奥へ沈む
瑠璃色の歌声が
夢を東へ誘う
やさしいおんがく
どこか見えない岸辺の
暖かい波音だけが
濡れた瞼に寄せる
廻る木馬に乗って
光る小川を超えて
水の中の宝石