荒ぶる魂は祝福の口づけを
安寧破られて創られた非日常
狼狽えたその胸の
奈落へと幻が擦り抜ける
≪己の欲に≫
其の瞳は穢れているか
≪高鳴る胸の≫
其の意志は真に正義か
言葉を放て
拳砕けても魂が
毀れぬ限り幾度も
挑んでは破れ身体は
薔薇色に滲んで咲く
朱き命よ銀に染まれ
心を重ねても絶望は突然で
頭に棲み着いて離れない雑音
裏切りも背徳も
呑み込んだ唇は艶めいて
≪月を映した≫
其の身体は満ちているか
≪静かな痛み≫
其の拳は誰の為
奮うつもりか
咲き急ぐ華に寄り添う
風に散らさぬように
鳥より鋭く羽撃け
仕組まれたこの世界の
空を薙いだら銀に染まれ
≪己の歌に≫
其の瞳は穢れているか
≪高鳴る胸の≫
其の意志は真に正義か
言葉を放て
拳砕けても魂が
毀れぬ限り幾度も
咲き急ぐ華に寄り添う
風に散らさぬように
鳥より鋭く羽撃け
仕組まれたこの世界の
空を薙いだら銀に染まれ
荒ぶる月は夜に
溶かされ幻に堕ちた