淡く揺られ泣く桜 貴方の影を探して
その肌に舞い散れずに 冷たく遠くなっていく
ゆらり ゆらり まぼろし くらり くらり 朽ちて
ふわり ふわり 舞い上がり 消えない 色香 抱いて
逢いたい 逢いたい また墨染に散るかな
今年も閉じる 盲目に濡れた花
もう一度 静かに その熱の中眠りたい
叶わない 雨が言葉すら掻き消して あぁ
未練がいつまでも縛り付けるわ 貴方 穢れであろうと
薄紅に色付いたままの昨日が 今 黒に還るわ
淡く揺られ泣く桜 雨に濡れ透けていくわ
今更 声にならない 貴方は知らず消えてく
ゆらり ゆらり まぼろし くらり くらり 朽ちて
ふわり ふわり 薫るわ 幽雅に せめて 散って
逢いたい 逢いたい この季節が終わろうと
華の無い 肌を 冷たい夜が刺していく
月日が 巡れど 2人で過ごす時空は
あの日のままの 花吹雪に抱かれて 愛したのに
逢いたい 逢いたい また墨染に散るかな
今年も閉じる 盲目に濡れた花
もう一度 静かに その熱の中眠りたい
叶わない 雨が言葉すら掻き消して
逢いたい 逢いたい この季節が終わろうと
華の無い 肌を 冷たい夜が刺していく
月日が 巡れど 2人で過ごす時空は
あの日のままの 花吹雪に抱かれて 愛を捧ぐ