褒められたいだけなんです。
『特別』でありたいと願います。
そうすれば、そうすれば、
僕は此処に居られるから。
忘れられるのが怖いんです。
ただ僕を見てほしいだけなんです。
その夢を、その夢を、
叶えられたら、ずっと側に居られるかな。
あなたが笑ってくれるのなら、
どんな苦労も苦にはなりません。
大丈夫、大丈夫、
その優しさに触れていたから。
夜空指差して教えてくれる、
星と星の交差点の僕ら。
いつからか、いつからか、
対角線を目指して歩いていた。
I wanted to help you.
狭い箱の中、閉じ込めた想い。
積み込まれたのは、億単位の希望。
そんなものは要らない。そんなものは要らない。
僕はただ、あなたの側に居たいだけだった。
最後にくれた水の味は、
ちょっとしょっぱかったなぁ。
あ、空が落ちてきたよ。
酷い地震も止んだ。
遠い遠い、星と星の対角線に辿りついたよ。
でも、でも、違うんだ。
あなたが、居ないんだ。
僕は此処で、ひとり、ひとり。
――――また、ひとりぼっち。
何も見えないな。
音も聞こえないな。
撫でてくれた手の、
温もりが痛いな。
側に居たいだけなのに、
えらい離れちゃったなぁ。
『特別』になんか、
ならないほうがよかった、かな……。
広い「 」(スペース)に、溢れ出した想い。
零れ落ちたのは、一光年の涙。
どうか思い出して。どうか忘れないで。
そこに在ったこと。あなたの側に居たこと。
最後に撫でてくれた温もりが、なんか熱いんだ。
ふわり浮かんだ水の味は、ちょっとしょっぱかった。