気付いたら春夏秋冬 [Kizuitara shunkashūtō] [Transliteration]

ああ また春が来て また夏が来て

秋が来て 冬が来る

きっと 来年もこのまんま

のんびり早歩きしよう

風 先週より暖かく そっと並木揺らす

上着ももういらないかな 日向歩く昼下がり

空 いつの間にか青く染まる 入道雲も出て

ヒマワリ咲いたあの角

より道してみたくなる

普遍的春夏秋冬 でも同じ季節は無いさ

来年の今頃 もっと色んな表情 見せてよ

今年も また春が来て また夏が来て

秋が来て 冬が来る

それで 気づいたらおおみそか

一年に追いつけない

ああ また朝が来て また夜が来て

お休みで週明けで

きっと 来年もこのまんま

のんびり早歩きしよう

雲 高くかかり

真っ赤な影引きずっている

どこかに咲く金木犀

姿は見えてないけど

息 吹きかければ 曇る窓に露も滴る

あと何日で年越し

数えては振り返る

普遍的春夏秋冬 でも同じ季節は無いさ

来年の今頃 もっと色んな表情 見せてよ

今年も 花見しそびれ

海に行けずに

紅葉は落ちてる

それで 雪が降る気配もないまま コタツだけ出す

ああ 今度の春は 今度の夏は

なんてこと言い続け

多分 来年もだらだらで

そんなような気がします

今年も また春が来て また夏が来て

秋が来て 冬が来る

それで 気づいたらおおみそか

一年に追いつけない

ああ また朝が来て また夜が来て

お休みで週明けで

きっと 来年もこのまんま

のんびり早歩きしよう

気づけば…そっと…気づけば