吐息思わせる 雨音に包まれて
言葉は無力と気がついてる
伝わるのは一つだけ
そう冷めた頬に
手のひらで 触れて感じる
儚い温もりで
二人の隙間を埋めて
鼓動を響かせて
この時を分かち合えるから
瞳閉じて
君と歩く午後 訳もなくふと思う
やがてこの日々は終わるのかも
予感の声聞くよりも
そう笑みをかわし
手のひらを 重ね信じる
ささやかなぬくもりで
二人の絆つないで
命をかなでて
愛しさを燃やして
この瞬間を染めて
何もかも移ろう世界
時を止めたいと願う夢消えても
いま君と生きてくひとときは
夢じゃないから
儚いぬくもりが
遥かに離れたとしても
魂震えた瞬間の
思い宿して
明日へ
懐かしい手のひらを
私は忘れないから
君へと辿り着き 巡りあう
必ず
暗闇さえも越えて