熱い願い 時の岸辺へと
ふたり 笹舟に浮かべ ここまで流れ来た
蜻蛉(かげろう)舞う空 儚(はかな)く
忘れない灯火映す
その涙 背負う数で 慈しむ愛の詩(うた)を捧げた
つなぐ手と手に 生まれた希望で
消えない虹を織り上げて
二度とない“今”を あなたと重ねたいの
どうか終わらぬ夢を…
過去の影に 怯(おび)え目覚めても
夜も陽だまりで包んでくれる腕がある
浅葱(あさぎ)の道へと ひと雨降るごと
涙さえ実りとなる季節を色彩(いろ)づけた
惹かれあった奇蹟が この絆 咲かせた
ずっと隣で… この世で一番近くに
いられるだけでいい
残された明日へ 優しさの架け橋を
つなぎ あなたと生きる
痛みじゃなく 安らぐ胸が 奏で出す
そう 溜息の音色があると知ったあの日
ささやかでもかけがえないふたり 守って
つなぐ手と手に 生まれた希望で
消えない虹を織り上げて
出逢い手繰(たぐ)れば 光を求めて
確かな糸で結ばれた
二度とない”今”を 寄り添い重ねてゆく
どうか終わらぬ夢を… いつまでも…