流星の後夜 星は流れ去り
白々と空は明け行く
孤独と指を絡めては
背骨を折り曲げうつむいたあの日
細い両手は空気を握る
かみ合わぬ歯を鳴らして
黒とも青とも呼べない
紺碧の屋根がもうそこに来てる
かすかに響く未来の音に
か細い腕を伸ばした
流星の後夜 星は流れ去り
白々と空はほら明け行く
冷たい頬に落ちた青い雨
登る太陽が焦がすさ
暗雲の中覆いかぶさる靄を
少し尖った口で吹き飛ばせ
不安の火種を消すように
叩き切りたいよ無力なこの手を
からからの胸に声が響く
歯痒い時代(とき)に瞼腫らすのは
君だけじゃないさ
流星の後夜 星は流れ去り
白々と空はほら明け行く
冷たい頬に落ちた青い雨
登る太陽が焦がすさ