静かに溺れていく果てに
愚かなりに愛し方を覚えて
カラダで重ねていく会話
一時のまどろみだけ 残して
ロマンティックな狂気を纏って
モラルを脱ぐ悦び
滴り落つ 背徳の蜜 ただ打ち震えて
求め合って
罪深い夜のパノラマを増やしていく
色褪せぬように
繋がって 晒されていくエゴイズム
込み上げてく 熱い快楽に取り憑かれたまま
乱れる吐息 シルクの海
薄灯りに染みこんでく 沈黙
絞り尽くす期待 隠す中で 剥がされるペルソナ
濁っていく血を吸うのは 偽りの優しさ
深く深く 残した傷はマーキング
その痛みで いつか 思い出して
交わって 恍惚に化ける欲望
剥き出しのまま 恥じらいの果実を舐め合う
希のぞむままの 露な姿を見せて
漏らし滲む声 切なげに
押し止める 欺瞞ぎまんの感情を捨てて
滑り堕ちる もっと 光の届かぬ処まで