夜話しかけたくて
僕には月がいる
暖かい暮らしのため
僕には太陽がいる
遠くを眺めるべく
僕には海がいる
君がいないと駄目なんだ
すぐそばに君がほしい
夜明けを迎えるため
僕には月がいる
夜に声をかけたくて
どうしても太陽が必要なんだ
僕には海がいる
すぐそばに置いておきたい
君がいないと駄目なんだ
さもなくば僕は救われない
自分がどこからきたかを知るために
僕には父が必要だ
道を指し示してもらうために
僕には母が必要だ
一杯引っ掛けにいくには
地下鉄に乗らないといけない
僕はさっぱり忘れたい
たくさんお祈りを捧げたい
夜話しかけたくて
僕には月がいる
夜話しかけたくて
僕には月がいる
暖かい暮らしのため
僕には太陽がいる
遠くを眺めるべく
僕には海がいる
君がいないと駄目なんだ
すぐそばに君がほしい
地獄を知るには
僕には大地がいる
朝用を足すには
トイレにいかないといけない
僕はとても愛を欲している
毎日のように欲している
君がいないと駄目なんだ
すぐそばに君がほしい
僕は何度も夢にみる
ある日、月明かりを歩く夢を
僕は何度も夢にみる
ある夜、君の夜の太陽に照らされる夢を
何度も夢にみるのは とある人生のなか
今朝の僕は眠りにつくんだ
夜話しかけたくて
僕には月がいる
自分の運命を嗤うのに
死はいらない
夜話しかけたくて
僕には月がいる
自分の運命を嗤うのに
死はいらない