ここででは罪の無い者は炎に包まれる
故郷から遠く離れ、僕は歩く
骨まで凍り
僕は自分から志願した兵士、道も知らない
不名誉の丘を駆け上り
僕は胸に手を当て、召命を待つ
戦う用意は出来ている、宿命を受けいれる用意も
鉄のぶつかり合う音が頭から離れない
天から聞こえるドラムの轟音
落ちる者たちのリズム、死者の数
角笛が高く響き
夜明けから日没まで僕は走らなければ、遠く離れるために
唇の苦い血の味、痛みを再び味わいたい
この破裂するような雪が僕の手を火傷させる
骨まで凍り
故郷から遠く、僕は離れて行く
君の瞳も、顔も思い出す事が出来ない