長らく駆けたすえに小さな丘に辿り着き
風で体を冷ます。
走ればきっと分かるだろうと思っていのに
結末に、学ぶものはなかった。
なら、僕の求めるものとは何だろう。
これが正解なのか。
どうすればいい、何を選択すればいいだろう。
僕は何者なんだ。自分を「僕」と呼ぶ時それは何を意味するのか。
答えのない質問ばかりの解答用紙に
終わりなく書き込んでいる。
黄昏の海に立ち揺らぐ波のように
今から漂って行こう。
そうして辿り着くどこか、その場所は、
どんな場所だろう。