ブラウン管が 揺れた 3分半の劣等
このまま静かに眠ってていれば大丈夫
何も見えないように世界は回っていく
奇妙な化け物の腹の中で
溶かされて見失った
温もりはないまま
醜い現実をただ直視している
扉の隙間から白い怪物が語る
優しく汚れてしまった天井の背後から
線香花火は僕を睨んだ 火をつけてくれと 誰が頼んだ?
赤く光って滲んだその目に宿るのは
逆さになった入道雲と 消えた君
半分になった体
命によく似たビーズを未だに数えているんだ
両手に溜めた生活の糧は白昼夢みたいに消えてった
優しく汚れてしまった天井の背後から
線香花火は僕を睨んだ 火をつけてくれと 誰が頼んだ?
赤く光って滲んだその目に宿るのは
逆さになった入道雲と 消えた君