崩せない思いを一粒 綻びになってしまった
透けて見えたような気持ちが不甲斐ないように感じていた
解れてく思いを一房 千切り取って脳に唄えば
不器用な自分を歪めて 泥になって見えなくなった
誰も彼も想像しなくて 誰の声も応じられなくて
何秒かの時間に沿って 溢れかえる猿の声
何度繰り返そうが夢の跡 大嫌いさ今すぐ消えてしまえばいい
穿ったふりをしていた僕らは死んでいく
馬鹿みたいに息でもせき切って 今直ぐにでも僕は飛び込んでいく
終わりのないような事も愛の無いような事も
許せない思いを一口 裏返しになってしまった
飲み込めない不埒な気持ちが後ろめたくて塞ぎこんだ
煙に巻かれたような視界で 綺麗なものを探し続けた
人並みよりも劣る頭で 人を笑う猿は誰
もう見えないくらいに塗りつぶし イカれちゃったような言葉を紡いで
何でもないような事も笑って許して
「アンタなんか」なんて言わないで 愛の無い夜に咆哮するような程に
おかしくなっちゃっていいから 一人でなんて言わないで
溝に塗れ 歩けないの 僕を笑え
壊しちゃえよ捻れた考えを 自意識に潰された僕らの視界は
淀みきってしまった 足りない心さえ
通り過ぎる時間を思考して 途切れがちな言葉を吐き出してしまえ
嘘ばかりな歌詞さえも 嘘みたいに笑えるかい?