擦れた声 聴こえないな
燻んだ瞳も 見えてないや
灯火を 探り当てながら
君の影を 追ってました
「未完成な 僕が 君が 嫌で
全て 捨てて 消えるのなら」
なんて言ってさ 泣くのはもう
「やめようか」
未完成なまま君を 愛した僕には
何が残り 何を失うのか?
許されるのならば 付けた傷に触れて
「ごめん」と 伝えたいな
「聴こえたかな?」
「見えたかな?」
「伝わったかな?」
「笑ってるかな」
未完成なまま僕を 愛した君にさ
何を残し 何を伝えるのか
弱さ全部捨てて 君と向き合うなら
「あいしてる」と 「伝えよう」
不完全なまま君を 愛した僕にさ
君は笑う 滴が落ちてった
消えてしまう前に 君が泣いてくれた
「ごめんね」 愛影かげは消えた
未完成なまま