陽灼けた 素肌で降り立った
都会は もう夏を忘れてる
優しくコートの 肩を抱く
なめらかな 雨はシルクグレイ
真夏のかけらを 探しても
どこにも 見えない
季節は私を 追い越して
かすかな痛みを 残すだけ
なんにもなかった ふりをして
街へと まぎれてゆくわ
一人で 歩いてゆくわ