この橋は私が七つか八つの頃は
蛍がたくさん飛んでた橋さ
まぶた閉じれば今でもきらり
きらり光って蛍がとぶよ
それから東京へ行ったけど
ネオン明かりと安酒で
知らないうちにこの川も
私の心も汚れちまった
この橋は私が初めて男に惚れて
これが恋かと思ったばしょさ
まぶた 閉じれば 今でもきらり
二人で東京へ行ったけど
初な心も貧乏と
引っ越し重ねて すり減った
いまさら 悔やみは 悔やみはしない