汚れちまった 侘びしさを
拭い切れない 私が憎い
日陰に開く 花でさえ
そっと雄芯に 寄り添うものを
ああ今は 泣くがいい
出口を失くした 檻の中
我が身を責めて……
愛は背向いちゃ ならぬもの
だけど私は 私は女
燃える
汚れちまった 純情に
髪を引かれる 私が辛い
拒んでみれば 寂しすぎ
肌を赦せば 過去が疼く
ああ今は 行くがいい
後には退けない 獣道
歯軋り噛んで……