夜明け前に 街灯が泣いて
冷たい空気さえも 藍色だった
近いようで 遠かったライト
消えちゃう前の 蝋燭を見てるような
ごめんね 最果てだと思った
君と夜明けを待てなかった
電波塔が点滅する
揺らいだふたりの距離も全部
一度零に戻しておいて
白い息になりそうだ
銀河みたいな 銀河みたいな
銀河みたいな街だったね
僕らふたりだけの 夜明けだった
夜明けだったんだ
建前が曖昧なように
完全な覆面なんて無理なんだ
近づいたら 遠ざかるライト
淡いオレンジ 暗くなって
泣いてしまう理由を 口を閉ざす理由を
知りたくなるわけは
笑ってくれるような 魔法みたいな言葉
銀河は隠してるからさ
銀河みたいな 銀河みたいな
銀河みたいな君だったよ
僕は探している 夜明け前に見つかるように
水平線 境界に 重なった 輪郭だ
水平線 境界に 重なった 輪郭だ
ライターの温度 忘れてしまうから
彗星を吸い込むのさ
どこにでもあるような話なんだ
銀河みたいな 銀河みたいな
銀河みたいな夏だったね
僕ら宇宙の果て 手を繋いだ
手を繋いだんだ