太陽のなかで愛されたら
君はもう生きれないかもしれない
木漏れ日模様に脈打った身体
青ざめた朝の路地裏で
ワインを一滴垂らして
腐った香りで 地球を浸す
指を重ねて 地図をなぞって
僕ら世界をゆすった
飛行機は落ちて
いまいましい神様は逃げ出したよ
誰かが口を滑らせて
僕らをおとしめたかもしれない
それがどうしたっていうんだ!
ちぎれたボタン
指を重ねて 地図をなぞって
僕ら世界をゆすった
船は水を吸って
取り乱す乗客を吐き出したよ
太陽がのしかかる やわらかに
君は進んで受け入れたよ
その眼は僕の背後を見てた
―――ようこそ
ここは舞台で女優が消えた場面さ
フィルムは回った 逆さに
指を重ねて 地図をなぞって
だけどそこには何もなくて
僕も行きたいよ 僕も行きたいよ
次の世界へ そこへ
君の好きな歌をうたう 唄をうたっている
ずぶずぶずぶ 蝕んで 蝕んでいく
君の好きな歌をうたう 唄をうたっている
ずぶずぶずぶ 蝕んで 蝕んでいく