想いは奥深く 詩に込めるもの
むやみに吐き出せば 唯の音に下る
言葉は実像をもたず自由なもの
飾り立て 掲げれば たやすく嘘に変わる
春を待つ 赤いガーベラに 恋をした 蟋蟀
シャボンに弾けた 幾千の詩を
心 掻き鳴らし歌う あなたの為に
叫べよ 唄えよ その深き愛を
命震わせて歌う 閻魔蟋蟀よ
狂おしい 心臓の言葉 君に今 贈ろう
詩はシャボンに弾けて 風が運んでく
苛立ちにも似た愛と 飾らぬ言葉
命震わせて歌う 今夜 君の為に