めぐる ひととせ また
すぎる ひととせ
めぐる ひととせ また
すぎる ひととせ あぁ
竹の葉 揺れる宵は
恋歌くれる君と
咲いて また 散るは 花
この気持ちもいつかは廃る?
まわれ まわれ 星と風車
雲間の月への道よ 朽ちて
ここに ここに いるだけでもいい
忍び咲く 涙花
葉月の十五夜
なよ竹の調べ
めぐる 一月 また
すぎる 一月
めぐる 一月 また
すぎる 一月 うぅ
蛍袋に入れて この蒸し暑ささえも
遠いあの空の先 目にうつるは ただの鈍色
消えて 消えて 光と架け橋
雨にぬれて 消え去ってしまえ
揺らげ 揺らげ 沢桔梗の青
この 身 心 捩花
南風 吹かば 竹林の風音
過ぎし 季節を もう
戻らぬ 時を
過ぎし 季節を もう
戻らぬ 時を んん
竹の葉 揺れる宵を
思い出して 笹百合(ささゆり)
近く 近くなったわ
この青さ 紫陽花の雫
まわれ まわれ 星と風車
雲間の月への道よ 朽ちて
ここに ここに いるはずではない?
忍び咲く 涙花
南風 吹いて 君の香り
消えて 消えて 光と架け橋
雨にぬれて 消え去ってしまえ
揺らげ 揺らげ 沢桔梗の青
この 身 心 捩花
南風 吹かば 竹林の風音