静かな鐘の音 夕暮れを告げる
貴方と私は 舟にゆられて
懈だるい様な 波の上
流れてゆく 白い花
貴方には たわむれの恋
私には忘れられない
あの日の恋の夜
あの時私は 見知らぬ国で
恋などするとは 思いもせずに
懈だるい様な 午後の街
そぞろ歩きの めぐり逢い
このままで 別れられない
もう一度貴方の胸で
すべてをもやしたい