お金とか、ビジネスとか、効率とか、
そういうことをこれから考えなくちゃいけないんだ。
そうでしょう?だって学校なんかじゃ責任感とか、団体行動だとか、
ありもしない、意味もない将来のためとか言って教えてくるじゃん?
「あるべき人間の姿へ」 「正しい人間の姿へ」
そう思えばなんだか人間全てが汚く思えてくるな。
仮想世界とか、妄想だとか、そういうものこそ美しくなる。
ああなんだこの感情は、人間らしくない私だ。
「寂しい」とか、「愛しい」とか、
そんな言葉では表せない。
不可解な未観測情景。
名前のない花のような、
悠に咲き乱れるこの号哭が、
やりたいことすらできなくて、
身動きすら取れない、寂れた心臓に咲いた。
不安定な、未完成宣言。
言葉じゃ表せない。
現実や、社会に刃向うための、
未覚醒の、不完全な魔法。
「人間の正しさってやつを今勉強してるわけですが、セオリー通りに生きて、
教えられた通りにやることが、そりゃ正しいと思うよ。
でもさ、きっとそれだけじゃないでしょう?」
何かを間違いだって思うから、誰かに間違いだって言われた。
それじゃあこの気持ちはなんだ? 愛情とはまたほど遠い。
激動とも言い難い、どうにも表せない歪な感情。
これこそ美しいのではないか? この美しさは間違いか?
ならこんな世界いらない。 私の信じるものを信じたい。
「死にたい」とか、「生きたい」とか、
そんな痛みでは嫌われる。
でも不可解な未完の声明、
それだけが頼りだろう。
ずっと未知なる現実に無力で、
生きることも難しくって、
身動きすら取れない、寂れた肺ががなった。
不可測な異端の証明。
画面に花が咲いて、
現実に社会に反抗する、
不完全な、不安定な魔法。
このまま、清く正しく、
誠実な大人になることが、
それだって正解の一つだ。
でもそれで満足できないのは皆わかってるはずなんだ。
だってそうでしょう?
満足してたらこんなところで歌なんて歌わない。
こんなに苦しくならない。
こんなところで踊らない。
こんな気持ちで叫んでない。
こんなに美しくはなれない。
こんなに楽しくなってない。
踏み潰された涙が固まってできた、
この不可解な感情に名前はない。
不可解の未観測情景。
名前のない花のような。
悠に咲き乱れるこの号哭が、
やりたいことすらできなくって、
身動きすら取れない、寂れた心臓に咲いた。
不安定な未完成情景。
言葉じゃ表せない、
現実や社会に抗うための、
不可解で不完全な魔法。
お金とか、ビジネスとか、効率とか、
そういうことじゃないでしょう?
愛情とか、友情とかそういう何かじゃ計り知れない
心が打ちひしがれたあの不確かな情景を綺麗だと思うのは
きっとそれこそが人間の証だ。