1
君に逢う うれしさの
胸にふかく
水色の ハンカチを
ひそめる ならわしが
いつの間にか 身にしみたのよ
涙の後を そっと かくしたいのよ
2
月かげの 細道を
歩きながら
水色の ハンカチに
つゝんだ さゝやきが
いつの間にか 夜露にぬれて
心の窓をとじて しのびなくのよ