夕焼けの空に浮かんだあの雲の隙間から
奇跡の光が伸びてきて
吸い込まれて行く姿に見とれて
もう届かないよフルール
目覚めてさまよう眩しい光に包まれて
小鳥のささやきに身をまかせて
深く傷つけた事も何も気づかず
雲の中で花を咲かせてた
でも、セピアに染まる記憶は
無言の空をずっと映していた
今頃気づくあの人の気持ちに
はかなさを抱いて
心の空を夕焼けが痛いほど焦がすよ
あなたの望んだ
“視線が重なり合う当たり前の幸せ”を
少しでもあげれればよかった
もう遅すぎた
本当は今頃この場所で
手を取り合って寄り添う
もう戻れないの?
すれ違いのあの朝に
あなたの描く夕焼けが痛いほど伝える
傷つけた記憶を
忘れようとしても想えば想うほど募る
後悔をせめて
出来る事なら今スグにもあなたにフルール
(en fleur…en fleur…)
もう枯れてしまった花を抱えて背景が僕を染めてく
セピアに染まった過去