例えば僕の記憶が
いつか突然消えたとして
僕らはまだ変わらずに
心を交わせるのだろうか
二人で歩んだ道を
君しか知らないとしたなら
僕らはまだこの心を
壊さずいられるか
さよならの言葉が
君の為と願ったまま
止まない涙
触れた指解いて
君の顔をそっと撫でて
目を閉じる
例えば僕の終わりが
いつ訪れるか分かったら
僕らはまだ変わらずに
心を交わせるのだろうか
残した時間と夢が
僕らを縛る柵(しがらみ)なら
一人で君は行けばいい
望みもしない声が
さよならと告げたら
それで僕の物語は
もう終わるから
また君の笑顔が
見られないなら
この命に意味などない
いつかまたこうして
君の横で笑えたなら
それだけでいい
他に何もいらない
君のことを
覚えていられたのならば
さよならの言葉が
君の為と願ったまま
止まない涙
触れた指解いて
君の顔をそっと撫でて
目を閉じる