白き朝渇く空
雨が降る死の街に
まるで嘘で固められた
装飾の街が溶けて
浄化された空気が満ちる様に
私の胸押さえつける
穢れたこの過ちも
共に流してはくれないか
雨に濡れ咲く山梔子の白き無垢は
嫋かに甘やかに潤った薫りに耽る
胸を焦がす
昏き朝鈍い空
雨が降る死の街に
まるで虹を封じ込めた
万華鏡の片隅で
移ろう色に染まる紫陽花の様に
私の胸降り続ける
灰色に咲いた雪も
共に染まってはくれないか
露に濡れ咲く茉莉花の白き絹は
還れない遠き日々懐かしい薫りに耽る
胸を癒す
まるで嘘で固められた
装飾の街が溶けて
浄化された空気が満ちる様に
私の胸押さえつける
穢れたこの過ちも
共に流してはくれないか
雨に濡れ咲く山梔子の白き無垢は
嫋かに甘やかに潤った薫りに耽る
胸を焦がす