雨に打たれた
街の空には
待ちわびていた夜明け
夢より少し小さなものを
鞄に詰め込んで
今始まるよ
自分の歩幅でパレード
小さな靴音届くといいな
泣いて笑って
君に
昨日失くした大事なものが
明日を照らす灯り
一つ向こうの知らない路地へ
迷い込んで行くよ
夢を見ようか
少し大胆な気分で
明るい景色を描けるといいな
今日の絵の具で
君と
見慣れた寂しさ、未来への高度
この指で鳴らす草笛の温度
間違えた道で君の手を取って
風吹く丘へ
雲の隙間で瞬いたのは
昔飛ばした夢の飛行機
just say good-bye
口笛高く街の空には
涙に濡れた夜明け
永遠よりも儚いもので
世界は出来ていた
何処へ行こうか
解き放たれた哀しみが
空の高みへと消えて行くような
眩しい季節
君と
楽園へ続く僕たちの航路
ひたむきに笑う、それだけの勇気
産声と共に戻らない日々へ
僕たちは漕ぎ出していた
高波のように押し寄せる未来
クロールで超える運命の領土
鮮やかに大胆に駆け抜ける迷路
泣いて笑って
君と
雨に打たれた君の心に
待ちわびていた夜明け