月が綺麗だったらもしかしたら
そんな訳ないけど
歌うよ
繰り返し妄想して怖いけどあの空を見る
ねえ見てよ私の中を
ねえ誰か助けてあげてよ
見た目と声と離れていくよ
昨日は大好きな友達の誕生会 場所はいつもの道玄坂のバー
俺は別の箱でイカしたHIPHOPに体揺らしまくり予定通り
早めに切り上げて会いに行ったおめでとうの言葉を笑顔で届けた
集まった奴は皆そのつもりだ友達は笑った俺たちも笑った
楽しい日々は過ごせば忘れる だからハイチーズ写真に残してあげる
この気持ちは朝まで絶えないし この笑顔は一生忘れることが出来ない
夢にも思わなかった喜びを感じて 去年までの苦しみはないとして
この幸せにもう少し酔いしれて ろうそくの火を消して明かりをつける
iPhoneの画面に見慣れない文字列 女子中学生の飛び降り中継
俺は夢から覚めたように目がくらんだ 知らない人なのにどうして泣いてんだ
いつも見たことがないものだけを信じようと必死で生きていた
いつかは見えるはずのものが見えなくなってもそう言い切れるんだって信じていた
繰り返し妄想して
怖いけどあの空を見る
ねえ見てよ私の中を
ねえ誰か助けてあげてよ
見た目と声と離れていくよ
夢から覚めたときに見えていたことを思い出せなくなったとしても
目の前にあるものが現実だったって認識さえ出来なくなっても
心の中にある一つの思い出が自分のことを思い出させるから
明日昨日君のこと大丈夫また歌で思い出すよ
伝説にきっとなれたんだ 星なんか見えないこの景色の
この空の向こう側になんていなくたって別に構わないから
君がこの世界に残したかった伝説を絶対忘れないように
この言葉に託して君まで届けよう
ありがとう
繰り返し妄想して
怖いけどあの空を見る
ねえ見てよ私の中を
ねえ誰か助けてあげてよ
見た目と声と離れていくよ
一人私の歌を誰にも届かないのかな
ねえ聞いてよだれも知らないどこかのあなた
きっといつかきっといつか