誰かのヒーローになりたかった
今は頼って助けられても
いつか人の役に立つんだよって
子どもの頃 父さんが言ってたんだ
期待されなくなったけど
そんなのはもうどうでもよかった
僕に一番がっかりしてるのは
ほかでもない 僕だろうから
誰かのヒーローになりたかった
色々なものを裏切ってきた
親も友だちも先生も
もう 頑張れ って言わなくなった
それでもまだ 実は僕は
僕を諦めきれないでいる
ヒーローはいつだって
最後に立っていたほうだ
誰かのヒーローになりたかった
望まれて生まれてきたから
いつも自信を持っていなさいって
子どもの頃 母さんが言ってたんだ
見向きされなくなったけど
そんなのはもうどうでもよかった
僕に一番期待してたのは
ほかでもない 僕だろうから
誰かのヒーローになりたかった
色々なものを裏切ってきた
受験も就職も結婚も
もう 頑張れ って言われなかった
それでもまだ 実は僕は
僕を諦めきれないでいる
ヒーローはいつだって
最後に笑っていたほうだ
僕がなにより救いたいのは
命や世界じゃなくて
僕の人生の一番の被害者は
紛れもなく僕自身だった
僕のヒーローになりたかった
色々なものを裏切ってきた
昨日も今日も明日も
もう 頑張ろう って思えなかった
それでもまだ 実は僕は
僕を諦めきれないでいる
ヒーローはいつだって
自分を信じて歩くんだ