う たた寝に鳴らす
鈴の音は 幸か 躁か
産声に似ていて
読んだ バイブルも逆さにすれば
さほど大差はない
でたらめに聞かす
秘め事は 優か 鬱か
どちらでもいいのに
恋にかまけた
モーテルの煤けたあの箱の中
隠したら?
読みかけの本に
挟む溜め息の訳を話して
楽になれるほど
単純な夜じゃない
今だけは
誰にも邪魔させない邪魔させない
答えを忘れてきてしまう
恥じらいの前では
今日も無口になってしまうから
楽しい遊びじゃもう
喜べない喜べないのに
今更
こんなこと何の意味もないことは
もうちゃんとわかってるよ
左手を探す
奴の目は見えてないな
それでも生きていて
飲んで歩いたフィーダーも
味覚に寄れば そこに大儀はない
諦めに尽くす
始まりは 今日でどうだ
一人でもいいのに
宵に出かけて
エーテルに浸かった
バスタブの中 光っていたのは?
どこにも逃げられない逃げられない
想いは擦れ違ってしまう
戸惑いの後には
今日も独りになってしまうから
苦しいばかりじゃもう
飲み込めない飲み込めないなら
尚更
こんなこと何の価値もないことはもう
みんなわかってるよ
誰にも邪魔させない邪魔させない
答えを忘れてきてしまう
恥じらいの前では
今日も無口になってしまうから
楽しい遊びじゃもう
喜べない喜べないのに
今更
こんなこと何の意味もないことは
もうちゃんとわかってるよ