こののち
僕らの一緒にいるところが見られることはないだろう
こののち
僕の心は僕らにも似たこの世の瓦礫の下で生き
時間は途方にくれる
こののち
僕の声は君を愛していると言わないだろう
こののち
君の影になりたかった僕は
僕自身の影になるだろう
君の手から僕の手 離れて
もう二度と
同じ果実を噛んだり
同じベッドで寝たり
同じしぐさを繰り返すことはない
もう二度と
味わうことはないだろう
幸せが逃げゆくのを目撃する恐怖を
他のことも
こののち
こののち
人々は僕らを二人目の居ない一人として見るだろう
こののち
僕らは習慣を変え
そして 僕らだけのものだと思っていたこの言葉を
君は誰かの腕の中で言うのだろう
こののち
僕は扉を閉ざすだろう
こののち
僕は孤独に囚われるだろう
僕はうろついているだろう
常に君を想わせる物事 その中を
もう二度と
同じ果実を噛んだり
同じベッドで寝たり
同じしぐさを繰り返すことはない
もう二度と
味わうことはないだろう
幸せが逃げゆくのを目撃する恐怖を
他のことも
こののち
僕らの一緒にいるところが見られることはないだろう
僕らの一緒にいるところが見られることはないだろう
僕らの一緒にいるところが見られることはないだろう