美しき形
異形の箱を這う五つの影
葬りきれない醜い感情は獣の様
儚き夢
互いを喰らい生まれた摂理
本性を隠し偽りに成る
無言の雨と遠ざかる温度
穏やかな丘に咲く輪廻
思い出は喪失の海へ
頭蓋にこびり付く羽の生えた邪念
揺り籠から此処までの足跡は愛を知らない
本質を忘れ掴む白が正しいのなら何よりも深い黒に
四角い空の下 残骸が眠る土の上に花
美しき異形 眩い闇へ
終わりと始まり