あなたが若さを捨てた時
監獄の格子のむこうに
あなたはやさしさを持っていたから
車か上着のためには
あなたが通り過ぎるチャンスを逃がした時
それともあなたがそのことに気づいていなかったか
あなたはとても急いでいた
遺失物のオフィスで
私は知っている
夜の灰色を
歌わせて
何も持たない人に
考えさせて
いつも誰かがいると
何かいい物をくれようとする人が
運命のカードを切ろうとする人が
あなたが人生の過ぎてゆくのを見ていた時
罪の意識を持って
あなたは誰が他の人になりたいと
思っているとは気づかない
あなたがこの窓を全部見ていた時
手を後ろにまわして
明日ジェームス・ディーンになれたとしても
自分は何者でもないと思うだろう
私は知っている
不幸な朝の青色を
歌わせて
何も持たない人に
考えさせて
いつも誰かがいると
何かいい物をくれようとする人が
運命のカードを切ろうとする人が
歌わせて