錆付いた ポストに
久々の手紙
どこから ともなく
「この街で 一番
景色がきれいな
場所の 写真が・・・
貼ってあったの・・・
わずか な 興味 と 狂気が
日常の 裏側を 覗かせるの
退屈 な 籠と白黒(モノクロ)天井
発する言葉は 宙に舞い消える
絵本 と 人形紙 と クレヨン を
持って出かけるの
逃げ出してやるのよ...↓
☪月気球 追いかけて 旅に出ようよ
神様が くれた この世界が
大キライだから
紳士の おじさんが 見せる
それは 流行(はやり)の「シータ」 らしいの
差し出されたのは 小さいθ
甘くて 楽しい 味がしたのかも
空を飛ぶ魚 泳げる気がした
昼が 音も無く 夜へと置き換わる
一つだけ 願い事 してもいいなら
次もまた
次もまた
わたし で ありますように
手に入れたものは わずかな安息
漆黒の闇が すべてを飲み込む
空 と 海 が 融 け
☆ が 魚 へ と
わ た し の 体 は
ひ たす ら
落ち て ゆく
幸福の ♫ を詰めた θシュガー
報われた 気がした
ほんの少し 遅かったけれど
わ た し 今
幸 せだ よ
だ けど何 故 かな
「さみしい・・・」
気 づいたの やっと
こ の 世界が
大 好 き だったと