街の寒さが私を悩ませ始める
目覚まし時計のスヌーズボタンを押し続けてしまう1
待ちくたびれ、ベランダでひとり煙草を吸っている
誰かが捜しに来てくれるのを想像しながら
この孤独の重苦しい感じなら知っている2
けれど私たちは誰を待っているの?
テレビに映る安っぽいメランコリー
私たちの祈り(の対象)は何処に行くの?3
昨夜私は野獣になった4
憧れの自由の見習いになれた
日曜日だから起きたくないな
玄関のチャイムが鳴る、外は雨降り
街の寒さが私を悩ませ始める(悩ませ始める)
目覚まし時計のスヌーズボタンを押し続けてしまう (パ-ラ-パ-パ)
待ちくたびれ、ベランダでひとり煙草を吸っている
誰かが捜しに来てくれるのを想像しながら
ふと携帯の電源を切った
何で私は謝ろうとしているの?
最終的にはみんなが逃れようとするのに5
外で私を呼ぶ声が聞こえるけれど、どうしたら良いか分からない
街の寒さが私を悩ませ始める(悩ませ始める)
目覚まし時計のスヌーズボタンを押し続けてしまう (パ-ラ-パ-パ)
待ちくたびれ、ベランダでひとり煙草を吸っている
誰かが捜しに来てくれるのを想像しながら
外で何が起きているのかな?
歩道の騒音にも慣れ始めたから
巻き戻して一時停止させられる
けれど夜中の三時には
街に雨が降る中 みんながお互いを見つめ合うの
Pa-ra-pa-pa-pa-pa-pa-ra-pa-ra-pa-ra
Pa-ra-pa-ra, pa-pa-ra-pa-pa-ra
Pa-ra-pa-ra-pa, yeah, ¡oh-oh-oh!
Pa-pa-pa
1. No paro de apagar ese despertador: 直訳すると「目覚まし時計を切るのをやめない」。私ははじめ、「寒くなってきたから布団から出たくない」という風に解釈したのだが、ネイティヴの友人は「時が止まってしまったように感じる」ということのメタファーなのではないかと言っていた(だから目覚まし時計を止め続ける)。2. Conozco esa pesada sensación de soledad: esaを辞書通りに訳すと「あの」「その」「そういう」であり、「この」に該当する語は'este/esta'なのかも知れないが、日本語の感覚として後者の方が近く、また意味していることとも合致しているのでこちらの言葉を選んだ。3. ¿A dónde va, eso a lo que rezamos?: ここは二通りの意味に解釈できる。一つは「祈りそのものが何処へ行くのか」という問い、もう一つは「祈りの対象である人や物は何処へ行くのか」という問い。4. Esta noche me convertí en animal: esta nocheは「今夜」とも「昨夜」とも訳せる。従ってこれは「主人公がどの時点で自分の取り留めのない思いを語っているか」によって訳し方が異なってきてしまう。個人的には「昨夜」だと思うのだが、ネイティヴの友人と意見が一致しなかったのでその旨をここに記しておこうと思う。5. Si al final todos buscamos escapar: 「何から」逃れようとするのかは明示されていない。私は「現実から、責任から」と解釈したが、ネイティヴの友人は「孤独から、悲しみから」という風にも解釈可能だろうと言う。