青い月は 見ていた
一人佇む 私を
胸に秘めた 夢ついえ
愛する人を 失った私を
青い月は 知っていた
私が一人 佇む訳を
心込めて 祈り捧げる
私の愛する 人を想って
すると突然 目の前に現れた
この腕に抱きしめたい ただひとりの人
「崇めたまえ」と 幽かな声
見上げれば 月は金色に輝いて
青い月は もう見ない