古い写真たちの中に
幸せそうに笑う2つの顔
階段で僕ら抱き合ったっけ 決して離さないっていうくらいに
でも だんだんそういうことが無くなっていった
理由は僕にはわからなかったけれど
尋ねるのが怖かった
年を重ねたからか 僕らはくたびれてしまった
歳をとったからか ぎごちなくなってしまった
僕の愛を こんなにも信じてはいけないよ
君は全く確かなものではないんだから
僕は自分で慄いていたんだ
君は僕にとって大事じゃないって
君の視線のなかに 僕はいなかったみたいだ
僕は悲しみに満たされていたらしい
僕は抵抗することも忘れて
君の人生から消えていくんだろうな