時はいつの間にか
ただ流れて
戻れないことにもいくらか慣れた
わざと回り道をした
二人の
会話だけが響かせていたリズム
手を伸ばせば
触れたのに
遠くなるまで気づかなくて
通り過ぎた
いくつもの瞬間
一人きりで膨らませた心は
君のまなざしの前で
弾けて
こぼれそうな言葉を集めた
長い雨の
向こう側に
明日の話を続けてた
届かない空の
向こう側