「愛」夢に堕とした一滴の
「憎」思い出せ無い幼少心
「情」故に裏が見え見えで
「妄」さっぱり辻褄合わない
零時 何時も定刻 矛先向けられてた
幽玄 御伽噺になれ 顔に腕に憑いた血痕
切り裂け無い 白い素肌を 黒い髪を
独りきりで守る 従順な本音の言ノ葉
“愛”に愛が在るなら 信じたくて
人間(ひと)を街を空を 焦げ付いて仕舞う程 睨んだ
哀しい程赤い眼をして
そう 何時も冷静 泣き声 堪えてきた
安定 壁の向こう側の 風が頬を撫でてくれるから
邪魔されない 限りない雨 濡れる睫毛
誰に縋る訳も無くて 張り巡らされた刺
“愛”に愛が在るなら 信じたくて
人間(ひと)を街を空を 焦げ付いて仕舞う程 睨んだ
哀しい程 赤い眼をして
赤い眼をして