君としたあやとりの糸が
切れたままの部屋で
僕は泣いている・・・僕は泣いている
この部屋の角の柱に君と彫った互いの名前
その傘のなかの君と僕も一人の僕を見て泣いてた
あまりにも薄い日めくりの紙を
僕はまた一枚めくる・・・
一枚の紙キレが言った君の偽りごとすべて
僕は狂いそうになり壁に頭を打ち続けた
紙キレに並ぶ単語達が僕の心を惑わせる
犯されながら言葉達と僕は
明日とは呼べない自分の朝を迎える・・・
あの頃に戻りたい・・・戻れない・・・戻れたら・・・
あの頃の二人に・・・